フリーゲームの感想です。今回は攻略メモっぽいのもおまけに。
いつものように下げておきます。
意外とゲームの話題、需要があるみたいでうれしいよ。
興味ないひと、ごめんね。
これはすごかった。
暗く理不尽な話。
うつ病、機能不全家族、それに振り回され病むこども
プラス、ホラーとグロ。
だけどとてもコミカル。矛盾してるようだけどそうとしか言い様がない。
思わずにやにやしたり、吹き出してしまうような演出がそこかしこに。
異常な事態に巻き込まれ怯えていた小学生たちが、
自由に行動できるときに話しかけると、突拍子も無い(が、実は本質を捉えていて深い)セリフを喋ったりするのが痛快。
(タレントに夢中になる女性ファンは、卵子に群がる精子のようだ、等)
ブラックユーモアが散りばめられ、
不気味な玩具が入ったおもちゃ箱を、悪意を込めてぶちまけたような、
そんなゲーム。
ゲームとしておもしろいかどうかは何とも言えない。
レベルアップの概念がなく、パーティメンバーもラストバトルをのぞいてはほぼ強制的に
ストーリーにそったキャラで組まされるし、
このキャラのこの能力を使ってからじゃないと倒せないとか、
○ターン目に超強力な全体攻撃がくるので必ず防御しないと勝てない、とか
ほとんどの戦闘に、そういう縛りがある。
気づかない限りは先に進めないという…
選択次第でキャラがばたばた死ぬが、まめにセーブしていればなんとかなる。
あと、これは僕がヘボゲーマーだからいけないんだけど、
姉歯マンションの火炎瓶イベントはきつかった。
10回はリセットした。
(できないひとへアドバイス→闇雲にダッシュは使わないほうがいい。調べる場所については画像参照。包丁は無理して取らなくても大丈夫)
汚い図で申し訳ない…
ラストバトルはあやサンの暗いまなざしで動きを封じれば楽勝。
クリアまでにかかる時間は2時間半から3時間程度。
システムなどは穴だらけで、評価できない。が、
それを差し引いても凄い作品だった。
ゲームを通して作者が伝えたかったことが、じんわり胸に沁みてくる良作。
大好きなうた、『不思議な幸せ』が使われていたのも嬉しかった。
世界観にぴったり!
さいごに
こんな素晴らしい作品をつくるひとばかりが、
人生劇場を早々に降りてしまわれるのがほんとうに悲しくてならない。
あちらに行った時、あなたさまの新作をプレイするのを楽しみにしながら、
生きていこうと思います。
ぱるん様、ありがとうございました。
どうぞ安らかに。
●追記
ぱるん様作の『平成ピストルショウ』もDLできたので、
時間を見つけてプレイするよ!