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待っているのは惨劇ばかりですし。 と、おもっていたんだけど。 世界は案外 ゆるやかであかるいものだとしったんだ。

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平成ピストルショウ

フリーゲームの感想です。
ゲームの性質上、盛大にネタバレしているので、
プレイ済みの方、プレイする気はない方のみご覧下さいな。
折りたたんでおきますね。


人生なんて所詮、死ぬまでの暇つぶし。
三文芝居のようなものなのさ!!






だけどその三文芝居を、くだらないと馬鹿にする権利は誰にもないんだ。






以前感想をまとめた『Re:kinder』のぱるん様の作品。
クリア自体は取りこぼしのないように探索すればオーケー。
特にポイントは無い。
ボスの倒し方もくまなくうろうろしていればわかるようになっている。
ゆめにっきをサイケデリックにしたような世界を延々と彷徨うので、
辛いと感じる人もいるかもしれない。
ゲーム性は低い。ストーリーを追うだけのものとして割りきったほうがいい。


『身も心も守ってくれる鎧』、ロリータ服に身を包んだゲイのハート君が、
自分を『捨てて裏切った』、男に復讐するお話。
特筆すべきは、ミュージカル調の演出。歌舞伎的要素。
発想が光っている。
曲と歌詞がぴったり合ってれば、もっと素敵だっただろうな。
絵は正直に言って達者ではないけれど、作品の雰囲気には合っていると思う。


最後のイベントはもう圧巻。目の前が滲んでどうしようもなかった。
主人公がポジティブな分、やるせなくてたまらない。


「それでも『僕は幸せ』だった!
僕は、僕が、幸せであり続けることを、
絶対に、絶対に、あきらめない!!」

この主人公の叫びに全てが集約されている。


ろくでもない人生なんて、ひとつもない。
例え愛を履き違えて苦しんでも、道を違えて泥沼に嵌ってしまっても。
どんな生き方だろうが、、自分は幸せだと笑えるのならば、『幸せ』なんだ。
幸福のかたちは人の数だけある。
『幸せ』というものは、誰もそれを否定できない
きっと不可侵のものなんだ。






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