近頃集中力が増しているので、積み本を片っ端から片付けている。
平山夢明・著
「他人事」
道尾秀介・著
「向日葵の咲かない夏」
この二冊は良かった。夏に読むべき本だなあ、と。
「他人事」は残酷、猟奇表現が含まれているので苦手な方は注意して。
というか、それしかない。とてもグロテスク。
悪意まみれ。だけどここまでいくと心地よいかもしれない。
短編集なので暇な時間にさくさく読めた。
万人におすすめできる内容でないことは確かだけど。
「向日葵の咲かない夏」は叙述トリックがおもしろい。
後半の畳み掛けるような展開はなかなか好み。
この部分を意外と驚けるか、超展開ととるかで評価がわかれるんだろうな。
偏執的で歪んでるけど、クライマックスのミチオの台詞にうるっときた。
明日からは、あさのあつこさんの「NO.6」を読む。
ネズミが良いおとこだ!